医学部受験 勉強計画の立て方

「完璧」を追い求めてはいけないし,合格に必要でもない

全受験校の対策を完璧にすることは不可能

真面目な医学部受験生ほど,「受験校すべてを完璧に」と思って頑張りすぎてしまいます。

大学受験塾と大学のイタチごっこの末に,各科目の勉強量は膨大になっており,各科目の定石を勉強するだけで,かなり大変な作業になります。

そこに面接・小論文対策,国公立も受験する場合,共通テストも乗ってきますので,現役受験で,全受験校の対策を完璧にすることは不可能と思った上で,学習計画を立てる必要があるのです。

全員完璧ではありませんから,その中で戦う意識が必須です。

現役生の「勢い」か,浪人生の「熟知」か

そうすると,「浪人が有利か?」という話になってきます。

確かに,各校の傾向を知っている面で有利なのは間違いありません。

ただ,基礎学力をキープするだけで相当な労力を要するのと,現役生特有の「勢い」がない分,結局イーブンかな,と個人的には思っています。

高3夏まで頑張ってみて,自分のレベルを知る

医学部ごとの難易度・傾向は違いすぎる

基本的に医学部は,都市部に近いほど,学費が安いほど,偏差値が上がっていく世界です。

「なるべく偏差値が高い医学部に行きたい」

というのは生徒さん共通の希望ですが,その時ネックになるのが

「受験する医学部によって問題の難易度・傾向が違いすぎる」

ということです。では,どのようなアプローチをとっていけば良いのでしょうか。

医学部でも,基礎学力の養成が重要

鉄緑会講師時代に多くいただいた質問として

「東大対策で医学部に受かるのですか?」

といったものがあります。合格実績を見ていただければ,

「受かります」

という答えになるのですが,自分で言うのもなんですが,なぜあそこまで受かるのでしょう。それは,

「いくらクセが強い医学部入試であっても,典型問題が多数出題されるから」

そして,

「10年前と比べ,医学部入試のお行儀が良くなってきていて,標準的な対策が奏効するようになっているから」

です。

「慶應に受かるための勉強」に専念して,それを順天や慈恵に拡張するより,「標準的な各科目の勉強」を進めて,最後に過去問で調整したほうが手っ取り早いということです。

もちろんこれは,多数併願する場合の近道であって,「慶應医学部命」の生徒さんは,はじめから慶應対策に専念すべきです。

高3の夏休み終わりが1つの目安

では,「標準的な各科目の勉強」はいつまでに一通り進めておけばよいのでしょうか。

時期は生徒さんによって違うのですが,大体高3夏休み終わりくらいには,全部終わったとは言わないまでも,目途はついていることが望ましいです。

夏休み終わりで全部完成,は不可能なのですが,各科目の大雑把な景色が見えていて,得意・苦手科目はどれか,今後どの課題をやっていこうか,というのが見えている状態になっていることが重要です。

過去問対策

逆算して過去問を始める

私立を多数併願する場合,秋はじめから過去問を始めないと,流石に間に合わないです。

逆算すると,夏休み終わりくらいには自分の実力を把握して,どの偏差値帯の学校を受けるか大体決めたい,ということになります。

過去問とその他課題をミックスする

私立を例に挙げると,慶應・順天・慈恵・日医といった難関校を受験する場合,過去問以外の勉強として,難問対策を実行する必要があります。

それに対して,それ以外の学校を受験する場合,基礎・典型題の反復を過去問と並行しましょう。基礎を取り切ることが何より重要になります。

過去問一辺倒でもだめですし,それ以外の課題一辺倒でもだめです。どちらも並行しつつ,入試に向けて過去問のウェイトをじわじわ増やしていきます。

ここまでイメージしやすいように,私立の話ばかりしていましたが,国公立のレベル目安としては,東大・科学大・旧帝大あたりでは難問対策,その他学校が基礎反復,になります。

おわりに

繰り返しになりますが,医学部は学校ごとの特徴が違いすぎます。"違いを生む" 月1時間〜 の全科目学習コーチングにご興味を持たれた方は,お気軽にお申込み・お問い合わせください!

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