「塾と進学校への二重課金@東京」は本当にペイしているのか?

塾に行かなくても合格できるが,塾に通う意味もある

高校に通うだけでは,東大や医学部には合格できないのでしょうか。

そんなことはありません。

東大に入れば,進学校の授業だけで,塾に通った人なんかよりも数学で高得点を取って合格している人がうじゃうじゃいます。

では通塾に全く意味がないのか。

そうとも思いません。

やはり「最新情報が手に入る環境」と「まわりと競い合う環境」があれば,合格確率は上がるでしょう。

「進学校に入学する意味」,「進学校にお金を払っていながら,塾にも課金する意味」について再考してみたいと思います。

「進学校に入学する意味」

進学校に入学すると,大きく分けて2つの良いことがあると思っています。

① 学校行事等を通じて成長すると共に,将来活きる人脈を得る
② レベルの合った授業が展開され,熱心に勉強できる環境がある

①について,今も人脈という意味では有難いなぁと痛感しています。

②について,多くの進学校では(熱量に差はあれど)大学受験を意識したカリキュラムが組まれているはずです。なのにどうして,塾にさらに課金するのでしょうか。

「塾にも追加で課金する意味」

こちらも2つ、良いことがあると思っています。

① 勉強に特化した環境で進捗管理され,他校の仲間とも切磋琢磨できる
② 大学受験専用の,洗練された教材授業を享受できる

①について,当然ではありますが,学校は勉強だけをする場所ではありませんから,塾という別の環境に行って,毎週強制的に進捗管理されれば,より集中できるということもあるでしょう。

②について,塾講師は朝から晩まで入試のことを考えています(しかも大体1科目だけ!)。また,不人気=価値低し,という淘汰圧もかかっていますから,受験専用の教材・授業という点では,学校より優れている場合もあるのかなとは思います。

では,まるっと塾にお任せ,で良いものでしょうか。

「塾を信奉する」ことの危険性

優秀な子を早期に囲い込もうとする塾

どんな受験でも,優秀な生徒さんは,どの塾に通っても(場合によっては通わなくても)受かります。

すると塾としては「早くに囲い込めば合格実績1人獲得」なわけで,それが中学受験・高校受験・大学受験の低年齢化,全入化を招いています。

二重課金しているはずなのに!

学校にも塾にも投資しているはずなのに,こんなことになっていないでしょうか。

「学校の授業はまじめに聞いていないから全然分からない」

「学校以外の空き時間があまりないので塾の勉強が十分に進まず,成績が上がらない」

「塾の宿題の為に学校で内職を始めたが,全然集中できなくて進まないし,学校の授業にも当然ついていけていない」

多方面にお金を払っているはずなのに,果たして誰が得している状態なのでしょうか…?

「塾を使う」意識

飲み込まれてはいけない

私は,「学校の授業のレベルが低いのが悪い!」と言いたいわけでも,「学校に加えて,塾にいくなんてけしからん!」と言いたいわけでもありません。

何事もバランスな訳で,

勉強に集中できる環境と,プロの手法を得るために塾を「使う」

意識が大事であると言いたいのです。

理想論では…

自分でできることは自分でする(今の時代情報は沢山ありますし,私も発信します!),学校で習えることは学校で習う,残りでプロの手を借りる。

これが理想ですよね。

なかなか理想通りにいかないものですし,「お金もあることだし,とりあえず塾にまるっとお任せ」が悪いと言うつもりはありませんが,任せるがゆえに生徒さんの自主性が損なわれて,「あれ,誰が得しているんだっけ」状態になっていないか,常にチェックする姿勢は必要でしょう。

「万全を期す」ための課金だったはずなのに,どちらも消化不良になったら,あまりにも本末転倒です。

「受験」といえど根は「教育」なのですから,資本主義のマスプロ化された指導とは離れた場所にある「本質」にも目を向けるべきではないでしょうか?

私の問題意識

私が今の事業を始めているのも,この問題意識からです。

地方ではプロの情報が少なすぎるし,逆に東京では塾に頼りすぎている。

塾では,人数を集められるところにプロが配置され,儲けの効率は悪いが極めて重要である個別コーチングを,経験の浅いバイト学生が担っていたり,そもそも薄かったりすることもあります。

塾に払っているお金はペイしているのか?

もちろん,プロの授業を安価で受けられる,宿題で強制的に勉強するという点で,塾は偉大なわけですが,

この受験情報過多の時代に,進学校に行くような中高校生に,学校に追加して,プロ講師の授業と強制宿題装置は,どのレベルの大学を目指すときに,何年生から,どの科目で本当に必要なのか?

という問題提起はしておきたいと思います。

近年,塾無し進学校の勢いが増してきており,「塾に払うお金は,本当に全額ペイしているの?」という疑問が湧いてくる時期に差し掛かっていると感じます。

塾の悪口みたいになってしまっていますが,塾は一企業として当たり前のことをやっているだけですし,自由意志で申し込むのは消費者側なので,塾そのものが悪魔というよりも,その使いようではないかな,と私は捉えています。

より本質的な指導がしたい!

濃密な個別指導で生徒さんの成績をダイレクトに伸ばす仕事がしたい。でも数が稼げない分,本業として開業しにくい(本業にしたら,10年後には資本主義マスプロ塾に変貌しているでしょう笑)。

私は,お金稼ぎの圧がなるべくかからない副業で,熱意を持った,本質的な指導を行いたいのです。

プロの手が必要なところに,どの地域へも,ピンポイントで必要十分な指導を届けたい。そんな思いから,東大・医学部全科目学習コーチングと,化学・生物の個別指導・過去問添削を行っています。

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